なぞのくだもの(イントロ編)

暑い真夏も、まだまだ暑い初秋も、寒い冬になっても、なんだかんだで人気をいただいていますトロピカルフルーツのスムージー。美味しくて体にもいい、デザートドリンクです。五種類の南国感あふれる果物はどれも南米(コロンビア・ブラジル)産です。
マンゴー、グアバはまだ馴染みのある響きだと思うのですが、モラやグアナバナって言われても聞いたことのないカタカナですから、「一体何?」とお尋ねいただくこともよくあります。
モラは、アンデスブラックベリーとも言いまして、その別名通り、ブラックベリーの(ご存知なければ、ラズベリーをもっと濃くしたような、カシスのような、…要は濃厚なベリーの)味です。むらさきの色素はアントシアニンというポリフェノールの一種で、目に良いそうです。と、このくだりは一年ほど前に書いたような気がしますが。
グアナバナは別名サワーソップ。こう呼ぶと、東南アジア方面に旅をされたことのある方なら、「ああ、あれね。」と思い出していただけるかもしれません。まあそうは言ってもメジャーではないでしょうけど。果実自体はけっこう大きくて、子供の頭くらいあるそうです。緑のごつい皮の中は、白い果肉に大きな黒い種があって、味はバナナとヨーグルトを合わせたような、ぬっちりとした食感にトロピカルフルーツらしい甘さと風味、なんだそうです。スムージーにもこの果物由来の食物繊維がたっぷり含まれているので、からだすっきり・お肌もつるつる、みたいな効果があるかもしれません。
ついでに栄養効果の話をしますと、黄色いマンゴーにはベータカロチンがたっぷり含まれてるので、体の抵抗力を高める働きが期待できるそうです。にんじんが嫌いな人はマンゴーを食べたり飲んだりすれば補えますね。グアバは、ビタミンCがレモンの6倍含まれているとか。(でも、どうしてレモンを基準にしてしまうんでしょうね。なんとなく酸っぱいとビタミンCがたくさん入っていそうなイメージでもあるのでしょうか。それはさておき、)某乳酸菌の飲料メーカーがグアバポリフェノールの効能をコマーシャルしていますが、葉っぱだけでなく実の方も同様に、糖の吸収を穏やかにする効果があるのだそうですよ。でも、実は甘いからとんとん?どうなんでしょう。
と、ここまで出てきたフルーツはマンゴー・グアバ・モラ・グアナバナの四つ。
五つ目のフルーツが、長年扱っていながらなぞに包まれていまして…。続きます。